サピックスの小テストでテスト範囲が決まっていて勉強すればできるにもかかわらず、範囲学習未了で小テストを受けて点数が取れなかった件について
2月の勝者にもありましたが、子供が感じる体感時間と大人の感じる体感時間は違い、大人がもう9ヶ月しないと思っていても、子供にとっては受験はまだ遠い先の話で実感がないのかもしれません。
先のSapix Openのような機会を通じて志望校の合格可能性が徐々に可視化され、否が応でも自分の現在の立ち位置を認識させられることになります。
さはさりながら、日々の勉強は毎日の課題を積み残すことなくどれだけしっかりと積み上げることができるか、自分の不得意なところ、弱点と向き合いそれをコツコツと潰していけるか、というまじめさとひたむきさにかかっています。急がば回れではないですが、勉強に王道はなく1つずつ積み上げていくしかありません。
サピのコアプラスやデイリーチェックは範囲があって出るところも決まっているのだから、それを1週間、少なくとも前日に試験に向けて復習してテストに臨まないと単元小テストの意味がありません。それができなくてもマンスリーではないので直ちにクラス昇降やひどい目にあうわけではないのですが、そうした「手抜き」はボディブローのように徐々に学力を削ります。
今回、範囲の学習が未了のままテストをうけてぱっとしない結果だったので、本人に受験生としての意識はあるのか、こうした目の前の課題の積み上げがマンスリーなどのテストの結果になり、入試の結果につながる。テスト本番で何とかすればいいと思っているのは大間違いで、目の前のことにひたむきに取り組めないのであれば、足元が崩れる、という話をしました。
特に最近、算数理科は嫌がらずやるのですが、国語・社会は面倒がってちゃんと書くべきことを書かず、読み流したり、細かな事項(漢字のトメハライや、ことわざの音読、社会のコアプラスやテキストの読み込みなど)を手を抜いていています。都度注意をしていたのですが、今回、小テストを舐めた態度で取り組んでいたのが分かったので怒りました。
精神年齢・大人度の問題なのかもしれませんが、こうした「やればできる」ことをおろそかにするとその積み重ねで差が開いていきます。
入試は算数や理科の難問が解ければいいというものではなく、皆ができる問題を取りこぼさず、難しい問題でどこまで食い下がれるか、そして同レベルの受験生がいる受験においては、1点2点で合否が決まります。その実力差は僅差であり、こうした細かいところを詰めて勉強したか、絶対受かるという強い精神力で決まります。(ずば抜けていたら別ですが。。)
そうした勝負の怖さをしっているのか?という感じですが、試験は試験会場での頑張りではなく、その前に自宅でどれだけそれに向けて頑張ってきたのか、最後に信じられるのは自分のやってきたことからの自信のみ、なのでそうした「やりきった」といえる姿で受験に臨んでもらいたいと思います。
精神年齢が低い場合、大舞台で痛い失敗をして本気になるというのもありますが、時すでに遅しというのも危ないので。。
テクニックや重要なところなどのポイントは、兄の時の経験もありノウハウがあるのですが、それ以前の「心構え」なので、本人の自覚と覚悟の問題ですね。
まだまだ本格的な「受験生」への道のりは長いです。
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