社会過去問研究 -開成社会平成24年

開成のH24年の過去問の分析です。H25年より東京問題があり平均点が下がっています。

方法論は、H25の分析と同じです。

社会過去問研究 ー開成社会平成25年

なお、問題や回答は著作権の関係があるかと思いますので、回答形式(語句、選択、記述)と私が独断で判断した難易度基準を一覧にして示すにとどめます。ご関心のある方は実際に問題を見て比較してもらえば幸いです。

難易度基準はざっくり4段階としました。

A:基本問題中学受験生必須

B:難関校受験では落とせない問題

C:開成の受験では合否の差がつく問題

D:捨て問・社会が得意な人ならできるかも。

この年の合格者平均は53.5点でした。東京問題があり、東京に住んでいるからと言ってすぐに分かる問題だけではなく、歴史と絡めて突っ込んだ雑学的なことも知らないとできない問題がありました。H25年の問題と比べて、その分平均点が下がったように思います。また、TPPの話が話題だった時期でそのあたりの時事関連の問題、気仙沼の地形図なども出ていました。

実際、問と形式、難易度の評価を表にしました。Aが大勢を占めます。Bランクもありますが、ウエイトは低いです。Cは2,3程度で、この年はDランクはなかったとの判断です。CランクもCといえるほどの難度でもないと思いますが、入れておきました。全部で48問ありますので、配点1点もしくは2点だとすると、2点の配点が22問あることになりますが、この年は10問くらい落としても受かった感じですね。

大問1が、東京問題に絡めた歴史問題で、江戸ー現代とあり、常識問題も絡んでいるために難しい問題がありました。非常に基本的な問題と、難しい問題が混ざっている感じでした。大問2は、公民は基本的、若干の時事問題と地理で、こちらは割と基本的でした。

Cランクの問題をどう攻略できるかが悩ましいですが、どれだけの労力を投入するかは他の科目との見合いのような気がしているので、我が子の場合はサピのマンスリーや土特、SSで穴を埋めたら後は国語にリソースを張ったほうがいいような気がしています。

もう3年分くらい見てみたいと思います。

形式 難易度評価
1 問1 語句 B
語句 C
語句 A
語句 A
語句 B
問2 1 地名 B
2 地名 A
3 地名 C
4 地名 C
問3 A 人名 A
B 人名 A
C 人名 A
D 人名 A
E 人名 B
問4 X 記号 B
Y 記号 A
Z 記号 A
問5 1 記号 A
2 語句 B
3 記号 A
4 記号 A
5 記号 A
6 語句 C
7 記号 B
8 記号 A
9 記号 A
10 記号 A
11 短答 A
12 語句 A
13 語句 A
2 問1 1 語句 A
2 語句 A
3 語句 A
4 語句 A
5 語句 A
6 語句 A
問2 地図に記入 A
問3 1 語句 A
2 短答 B
3 記号 A
4 記号 A
問4 A 記号 A
B 記号 A
C 記号 A
D 記号 A
問5 記号 A
問6 語句 A
問7 短答 A
問8 短答 A
問9 1 記号 B
2 記号 B
3 記号 B
4 記号 A
問10 短答 B
配点はほぼ1点か2点 48問
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