2月の勝者

本日は「二月の勝者11巻」の発売日でした。

さっそく読了しました。内容についてはネタバレするので中身について記載するのは差し控えますが、読んでいて兄の受験を思い出しました。

兄の場合は、男子校であり、付属校は考慮から除外していたので併願パターンは比較的シンプルに決まりました。後は実際に通うことができるか、偏差値帯、試験傾向との兼ね合いでした。

2月1日にどこを受験するのかが決まったら、後は大体併願パターンは決まってくるのであまり悩まなかった気がします。今思えば、1月校は、2校程度受けたほうが実戦慣れしたかもしれないと思いましたが、正しかったのかどうかは何とも言えないです。当時は、試験傾向が異なり、実際通学する可能性が低い学校を受験するくらいであれば、志望校の過去問やSSの解き直しをしていたほうがいい、また体調管理からもあまり負担をかけたくない、という判断でした。秋頃、最終的には12月だったと思いますが、志望校についてサピックスで面談もしましたが、まあ妥当な感じということで、志望校頑張りましょうと、簡単に済んだ気がします。

この11巻は、11月頃の受験生の家族模様が描かれています。実際の当時の我が家は、SS、過去問演習、模試に追われ、また学校行事も最終学年で手を抜けずとにかく忙しかった、という記憶しかありません。マンスリーや学校別サピックスオープンも次々とわんこそばのように毎週、時にはダブルヘッダーで受験していました。あの時期よく子供も倒れなかったなぁと、今に思えば感心するばかりです。

学力がこの時期に向上したのかは分かりませんが、学習量が半端なかったので、きっと向上していたと思います。ただ、この時期皆が本気で勉強しているので、絶対的な学力が向上していても、相対的にはそうでもなく偏差値やテスト結果はむしろ下がる、というようなこともありました。とにかく毎回テストの内容によって乱高下していた気がします。

幸いだったのは、SSのクラスの成績が比較的安定していた点です。兄の場合は最後は、SSでの頑張りをよりどころとして1月の受験シーズンに突入した感じでした。

基礎固めや弱点補強に使えるとすると夏までだというのが兄の時の経験です。そのため親としてはガリガリと勉強してもらいたいところですが、弟君の場合、4月とは言え、名実ともに受験学年の割には、ピリッとしていないのでもっと緊張感と危機感をもって勉強してもらいたいところです。

受験校については、兄の時に散々研究しました。一通り学校の文化祭にはいきました。パンフ、学校説明会、サピックスの説明会も行きましたし、過去問もそろっています。弟君の場合も兄の経験を生かして低学年から本人を連れて文化祭など学校一通り回っていますね。最近の学校で制度や日程が変わったこともあるのですが、基本路線は一緒です。受験のロジスティクスについては、ネット出願できる学校が増えた分だけ楽ですね。

弟君の場合は、最終的な出願までにまだ時間がありますが、それまでに模試を通じた判定等により、どこに行けるかが固まってくると思います。何よりも、それまでに学力をどこまで上げられるか、どれだけ安定させられるかだと思いますので、とにかく日々の学習を着実に積み上げて抜け漏れのないがっちりとした学力をこの時期に固めてもらいたいところです。

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