テストで点数を取るための割り切り

最近の小テストを含むテストを見ていてどうも点数を取るための戦略というか考え方が分かっていないような気がしたので、自分の考えを書いておきます。

現時点であまりこうした考え方を追求すると伸ばすべき学力自体が伸びず技術で何とかしようという方向に走り本末転倒となる恐れがあるので、是々非々の考え方だとは思いますが、子供を見ているとあまりに点数を取ることに対して無頓着に感じています。

まず大前提として、中学受験は浪人なしの現役の小学6年生が同時期に受ける学力試験です。また、その試験は首都圏では4教科で算数国語は長くて1時間、理科社会は30分から50分程度の試験時間です。また、配点は大抵の場合算数国語のウエイトが高く、理科社会はウエイトが低くなっており、差各科目の最低得点が課されることは少なく総合点で合格基準点を上回ればよいです。

基本的な事項から演繹される結論は以下の通りです。

1.1時間、30分程度で点数として測定することのできる学力に限られる。つまり、知識、典型題が中心となる。

2.算数と国語で基本の論理的な能力・処理力(頭の良さ)を確認、理科社会で知識と勉強習慣を確認(努力によって克服できる知識)する。それを反映した傾斜配分であり、頭の良さを見抜こうとしている。

3.記述は試験制度設計上難しいため限定されている。このため、回答の大半は記号もしくは知識の短答が中心であり、大学受験のような記述や思考過程をみる部分点の余地は少ない。

4.4教科で6割程度の得点率が標準的であるため、得意科目だけで引っ張るよりも不得意科目が少ない方が有利である。

5.御三家や難関校はこれだけではだめで難問に対応する必要があるが、難問偏重で基本事項をおろそかにすると対応できない。逆に基本を押さえたうえで難問対応ができる必要があるが、そのウエイトは難問より基本的なことが完璧にできることが優先される。

これを踏まえた対応は、以下となります。

1.制限時間がある中での総得点争いのゲームであるため、難度の低い問題で得点を拾う。配点はそこそこあるが、難度が高くて時間がかかり正答率の期待できない問題は捨てる。逆に空いた時間で確実に取れる問題の精度を上げる。科目間における考え方も同様であり、難度の高い科目ではみなと同程度でとり、低い科目でミスをしない。平均的にわずかずつ浮けばよい。

2.解くと決めた以上、手を付けた問題はミスをしない。逆に言えば、解ける問題、知っている問題は落とさない。知識問題は、試験会場では対応できないため、事前の準備として完璧に仕上げることが必要。知識をあいまいにしない。

3.算数国語は時間がかかるので、十分な準備期間をかけて取り組む。理科社会は知識部分は短期間で完成させることができるため、この完成度をいったんは完璧に仕上げる(忘れてもよい。)ことが大切。忘れたら繰り返す。

となります。

我が子で最近気になっているのが、理科と社会の知識系の精度の低さです。確かに繰り返しと知っていることに対してのモチベーションが低いのかもしれませんが、上述のとおり、反復練習で克服することのできる部分であり、ここをないがしろにしていると素点が安定しません。

算数についても基本計算技能、典型題の処理能力を上げておかないと、取れる問題で簡単に落としてしまう、複雑な問題や思考系の問題においても処理力で足を引っ張られて失敗してしまう、ということが起こります。わが子の場合は能力というよりも試験での集中力の欠如のように思います。

理想的には家では十分な時間をつかって思考力や記述のトレーニングをしつつ、知識系・典型題はルーチンワークとしてがっちりと固める。テストにおいては、1点でも多く制限時間内に点数を取るため、知識系をまず取り切る。そのうえで典型題、難度の低い問題について対応して最後に思考力や初見問題について皆と同程度、取りこぼしのないように対応する、というのが基本のテスト戦略になります。

このため、いい点を取るためにはある意味味気ないですが、「取れる問題を落とさない、できないと思った問題は手を出さす割り切って捨てる。トータルで得点が最大化するような時間配分を考える。各課科目ではなく、4教科で効率を最大化するように自宅での学習(演習、知識系の定着)の配分を考える」ということが最適な戦略となります。

どうも我が子を見ていると、算数で難しいものはやる、知識系の反復は分かっているからと言って面倒がってやりこまない、理科や算数の典型題はできるからといって軽く流そうとするという傾向があり、国語は嫌がってかっちりと勉強しません。要は勉強にムラがあります。

これから夏前まではこうした部分をどれだけやりこむかというところで最終的な「得点力」にはねてくるところなので、そろそろえり好みではなく、受験生として1点でも点数をもぎとるようなハングリーさが欲しいところです。

これからサピも授業点や小テストでのクラス昇降が激しく行われるようになり、先生もあおるようになるので、そうした雰囲気が涵養されるのかもしれませんが、我が子の精神年齢が幼いせいか、そうした受験生モードにまだなっていないようなので気をもむばかりです。

土曜日にはテストですが、そこに意識を向けて集中することも大切なので、そうした気持ちを持って頑張ってもらいたいのですが。。。

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