偏差値か点数か、どちらが重要?

毎回のテストで、成績がでます。点数、偏差値、順位が出ますが、これをどう見ているかについての私の考えを記事にします。

私が子供のテストの結果を見るうえで重視しているのは、各科目における素点(テストで何点取れたか)と男子の順位です。

まず、前提としてサピックスは塾であってそのテストがいくら良くても中学に進学することはできません。最上位クラス何回在籍して、とか、メダル何個持っている、ということではなく、中学受験で最終的な結果を出すためには、「受験日当日の試験時間内で合格基準点を上回る点数を取る」ことに尽きます。

もちろん、そのためにサピで恒常的によい成績が取れていれば合格する可能性が高くなります。最終的なゴールを考えた場合には、その時々の立ち位置もさることながら、まずは学習単元についてどの程度子供が理解できているのか、ということが重要なのではないかと思います。

その観点からすれば、テストにおいて満点を150点、100点とした場合の素点としてどこまで取れたのかが、出題者からの期待としての到達度を図る一つの目安になります。素点で満点近く取れたということは、それだけ出題者の期待(この時点でこの程度の難度ができていてほしい。)に応えたことになります。

全体的な難易度については、受験者層についての平均点と標準偏差で分かるのですが、これは都度都度のサピックス生徒のその試験に対する気合(組み分け、マンスリー、復習テスト)やその層(2022年組、2021年組の年度の違い)などによっても変わってきます。偏差値の定義通り、平均点から1標準偏差分(1σ)乖離していれば、偏差値40もしくは60となるわけですが、実際の試験では得点が完全にきれいな正規分布をするわけではありません。サピのテストを見ていると難度によって得点分布が、やや高い方に歪んでいたり、ピークが2つある分布になっていることがありますので、そのあたりも見ておかないと単に偏差値が60なのでよいという話にはならないです。特に各科目ごとの偏差値は毎回の難度によってぶれが大きいので指標としては相対的な位置を知るにはいいのですがあまり絶対視しないほうがいいと考えています。

順位については、中学受験は他塾もあるので、中学受験において学校側の定員が決まっている以上、補欠繰り上げ等も入れて足し上げた実定員をまずは見る必要があります。その上で、サピの合格実績をみれば、大体の立ち位置が分かると思います。この数字は過去数年では、それほどぶれるものではないので自分の志望する学校のサピの合格者数と順位をベンチマークにすればほぼ立ち位置が分かるのではないでしょうか。

開成、麻布、駒場東邦は2月1日で重複受験ができないので、この補欠を含めた合格者数は重複なくざっくり1000名位となります。サピの合格者数を見ると今年はサピから開成269人、麻布207名、駒場東邦173名となるので、649名が合格しています。実際合格率は100%ではなく、一般で3倍くらいですので、2倍とみても1300人位のサピ生は2月1日に受験をしているわけです。学校の好みもあるでしょうが、男子校の場合は、偏差値表で上から切れば男子順位で見た場合にどこにいれば自分が合格圏となるのかが分かります。

なお、共学の場合は、男女入れた総合順位で見るのが妥当なのだと思いますが、ここでは割愛します。

上記のような考え方をしているので、私の場合は、単元の到達度は素点で到達度を見ています。平均点は問題の難度を図る一つの目安ですが、どちらかといえば問題そのものを見ています。相対的な難度は兄の時の経験と6年後半での過去問演習でいろいろな学校の問題を眺めた(私が実際に解いたわけではありませんが。。)時の経験値で見ています。それを踏まえてこの単元でこの時期にここまで理解しておくべきことが素点ベースでとれていればOKというような判断をしています。

男子順位については、単科目の順位は得意不得意もありますし、参考程度で重要なのは4教科と考えています。後は算数国語の2教科の順位です。端的に言えば、4教科の男子順位で志望校の合格圏内(サピの合格者数以内)に入っていればまずまずで、そこから外れていても2,3倍くらいならこれから学力を上げていくという考え方でいいと思っています。

注意すべきことは、理科社会の素点が高くて国語・算数が低い場合です。これから算数・国語ともに難度が上がる一方で、積み上げには時間がかかるため、強化する科目の重点配分は考えたほうがいいかもしれません。

理科は入試レベルと比較すると今はまだ2レベル位易しいと思いますが、それでもこれから算数の難度の上がり方よりはギャップが少ないと思います。社会に至っては公民がまだですが、記述重視の学校以外ではサピのマンスリーの難度の方が上ではないかと思います。現に2020年の社会の銀本をやっていますが、難度の高い学校においてもサピのテスト程の難問セットはあまりお目にかからないので、社会については範囲が広いことを除けば難度はむしろ下がるくらいかもしれません。

このため、理科社会で出遅れていた人たちの穴が埋まると最終的な優位性が減ってしまうことになるのと、実際の入試の配点においても算数国語の方が配点が高いことがあるので、4教科と算数国語の立ち位置に気を付けつつ、理科社会のリソース配分を考えて勉強を進めるという戦略がいいのではないかと思います。

なお、これは私見ですので各御家庭での考え方、戦略はあると思いますのであくまで参考例として受け止めていただければ幸いです。

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