算数の学習について

算数の学習について

低学年では公文とそろばんをやっていました。公文については高1レベル(J,Kあたり)までやってやめましたが、四則演算(分数を含む)の計算が正確にできるところ(Fあたり)と、連立方程式の文字式の扱いに慣れるところ(Hあたり)まで終わっていると、半端ない計算力がつきますので、サピでも楽だと思います。

そろばんは私自身が幼少時にやっていて意味があると思っていたのでやらせてみたのですが、計算そのものは暗算で段位を取れるくらいでないと役に立たないと思います。指先の訓練で脳が発達する、1か所でも間違えると答えが合わないので集中力の養成には少なからずなったと思います。兄も公文とそろばんをやっていたのですが、割と早い段階で切り上げたため、弟の方が幼少時に計算をやりこんだ分だけ計算の速さと正確さがありました。マンスリーも6年時でも悪くても8割であり、基本問題もほとんど取りこぼしがなく安定していました。

算数については、いろいろなテクニックもあると思いますが、まずは早く正確に計算できる技能が高い方が、より高度なことに意識を集中させることができるので、計算力が高いことに越したことはないと思います。

その後、Kids beeあたりを契機に思考系の算数に興味があるとのことだったので某算数塾に行き先取りをしていました。先取りをしていた関係上、4年末の時点で5年の算数のカリキュラムが終わり、5年時には一通り履修済みという状態でしたので、簡単な学校の過去問であれば解ける状態になっていました。

5年時には、新型コロナで自宅学習期間が続いた時には家で算数の過去問をひたすらやっていました。家に兄の時にそろえた過去問があったので巣鴨、城北、芝、桐朋、栄東、本郷と家にあった過去問で素直な設定の学校から始め、武蔵、JG、渋渋、海城、早稲田、駒東、麻布、東大寺、西大和、聖光、渋幕、開成、筑駒と次第に難関校へと進んでいきました。

確か5年の冬頃には駒東、渋々、麻布、聖光がおわり、開成、筑駒へと進んでいきました。6年時においても同様に週に1,2年分問題を解き進めており、直近5年分を残して開成、筑駒は夏頃までに20年分を2周位解きました。灘の問題も20年分の過去問について古い方から10年分やっていました。200年分位の問題は解いたと思います。

中学への算数も日々の演習については兄の時の購読分も残してあったので3年分やっていました。

秋は、模試や他の科目も含めた過去問演習があったために算数の過去問演習をそれほど進めていたわけではありません。また、12月以降は、前々回の記事に記載の通り、灘の過去問を中心に演習をしていました。

通常授業については、春までは普通に授業の翌日から3日間程度に分けて授業で間違えた問題の直し、解いていない問題をやりました。夏期講習時も基本的には同様でしたが、翌日全部やると学習効果が低い気がしたので、数日ずらして問題を解いていました。

秋以降の通常授業については、正直やりっぱなしという感じで、授業時のデイリーチェックなどについてもよほど出来が悪い場合を除いては確認して終わり、という状況で、家ではもっぱら他の科目も含めた過去問演習に特化していました。最後には授業終了後テキストをそのままダンボール箱送りとしていました。

6年時の算数については、サピの授業で処理力、正確性を高めるということを主眼とし、家では過去問演習という感じでした。

土特についても同様で、算数についてはほぼ授業のみという形で割り切っていました。SSのみ、開成タイプの間違えた問題、思考力の筑駒タイプの問題の直しと宿題をやりました。

算数については、これだけ演習をしていたので初見の問題でも全く解法が思いつかない、ということはあまりなく、夏以降は過去問、模試等を通じてほぼ実戦形式での対応をしていました。

後は模試を受けて間違えた問題については確認をしてもらいましたが、理科社会程がっちりと直しはしないで、間違えた問題の着眼点や捨て問となる場合にはその選球眼を磨く、という程度に留めていました。

最終的には、本番の入試で算数で満点が取れる、というレベルまではいかなかったので、200年以上過去問を解いた割には歩留まりという点ではあまりよくなかったと思いますが、実際の入試では、得点開示を見る限り、理科社会は他の受験生と差がつかず、国語が沈む分を算数でカバーしていたようです。模試では点数が安定しない時がありましたが、幸いなことに本番の入試については、算数自体は安定しており、大失敗というのはありませんでした。

入試全体の戦略を考えると我が子のように算数1本足打法というのはリスクが高いので、国語や知識系を固めて安定度を上げた方が入試突破の確度は上がると思います。我が子の場合は本人の好き嫌いが激しかったので最終的にはこのような形にならざるを得なかったですが、5年までは4教科普通に偏差値が出ており、6年時に理科社会国語よりも相対的に算数寄せとなったもので、算数しかしなかったわけではなく、最低限の4教科で合格に必要な程度のバランスは保っていました。

秋の模試では受ける学校のタイプで成績や順位がジェットコースター状態となり、親としては精神安定上非常に悪かったですが、最終的には合格できたのでよかったです。

 

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