6年総括

6年時の勉強についての総括をざっくりと。各論はおいおい。

過去のブログを読んでもらうと分かりますが、6年時の算数はマンスリー、組み分け、秋の合格力判定、学校別オープンでも好調でした。国語については文章の難度が上がり相対的な偏差値、順位ともに低下していました。理科、社会もマンスリーでは8割程度は取れていましたが、9割超や偏差値65を超えるということがなくなってきました。

一つには6年生になり、みんな真剣に勉強してきたために相対的に劣後してきたということもあるのですが、我が子の場合にはまずは受験生としての意識、真剣さに最後までかけており、算数で何とかしようとする気持ちが強すぎて、他の科目をやることはやっていましたが、軽視していたように思います。

算数については、好きで必要以上やっていた感があり、結構な課題をこなしていました。しかし、実際の入試問題で満点を取れるところまで突き抜けていたわけではないので費用対効果を考えると算数に時間をかけすぎていたのかもしれません。

国語については、語彙、漢字の基礎学力に加えて読書を全然しなかったことが6年時にじわじわ効いており、サピで読解の演習をしていても付焼刃的な能力では読書量のあるお子さんには太刀打ちできなくなってきたのだと思っています。

理科は比較的得意としていたのですが、植物や生物の細かい知識をコアプラスや知識の総完成、土特の教材で知識の定着を固めることが足りなかったように思います。また、通常授業のコアプラスのテストなどもしっかりと準備していけば満点が取れると思うのですがこの辺りの真剣さが足りませんでした。それでも通常授業で範囲のあるマンスリーがある夏頃までは、毎回の単元の問題を2周して定着を図っていました。秋以降は、過去問演習やSSが始まり通常授業の演習が不徹底で志望校ではない学校には対応できていないという偏りがありました。

社会については、授業でやったことについてはできていたのですが、マンスリーでも細かいところまで読み込んでいないとできないところはできておらず、歴史や公民では1回目は穴があったのでコアプラスや知識の総完成を回してひどいことにならないようにはしていましたが、社会で得点源というわけにはいかず、志望校の受験者そうではせいぜいが受験者平均という感じでした。

6年の2月から夏前までの時期が基礎固めと復習の時期なのでこの時期までに理科社会は知識の定着を図り、国語についてもじっくりと記述や客観問題について学力養成を図るべきだったと思います。

秋以降は、学校別の対策となります。本来、確かな基礎学力があればどんな学校でも問題がない、というのはある意味真実なのですが、我が子の場合はそこまで盤石ではありませんでした。学校別の癖や傾向というものもありそれに合わせるためにいろいろ慣れていったり取捨選択をする必要があるために秋以降は学力自体が大きく伸びるという感じではなく今の学力を学校に向けて適合させるという感じだったように思います。

受験に関していえば、最終的には何とかなったという感じですが、算数に時間をかけすぎており、本来それ以外の科目の完成度を高めるべきだったと思っています。夏までの対応が足りなかったので、最後、学校別の対策で何とかすることができましたが、苦労しました。

この点は、ブログで何度も書いていましたが、子供の性格もあり、目の前の知識問題や漢字を固めることが大切といってもなかなか本気にならず最後まで行ってしまったように思います。もちろん、合格に必要なレベルには到達していたので何とかなったのですが、もっと本人が意識して国語や知識系を固めていればもっと安定感のある受験ができたように思います。

サピのよいところは盤石な学力をつけることができる点なのでこの点はカリキュラムを信じてがっつりとやればいいと思います。他方、どこかですべてをやり切ることができなくなると思うので取捨選択やメリハリをつけることが必要なのかもしれません。学校によって求めることが違うのでそのあたりを踏まえて対策が必要になりますが、逆に言えば夏までは基礎学力を高めるだけ高めておくと秋以降楽になると思います。

他山の石としてご参考になれば。

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